尹 嘉(いん か)は、酒泉郡禄福県の県長。父親趙安の仇李寿を殺し自首してきた龐娥親という女性を裁くにあたり、その道義に深く感心し、官印とその綬を解き去った。それは辞任を意味する。尹嘉は覚悟の上で法に従わず彼女を釈放したが、尹嘉の行為は恩赦により免除された。龐娥親が李寿を殺したのは179年2月上旬。