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王彧(2)

人物伝

緊張の使者、王彧
王彧は、罪を犯した晩年の王淩の属官を務めていた。王淩の罪は許されたが、司馬懿の大軍が王淩に迫った。王淩は追い詰められたことを悟り、ひとりで船に乗り両手を後ろに縛って司馬懿を出迎えた。一方、王彧は使者として王淩の罪を謝罪をし、印綬と軍権を示す節鉞を返上した。王淩は司馬懿に許され、都に護送されたが、毒薬を飲んで自殺した。魏の国内教化に多大な功績のあった王淩は、皇帝曹芳のあるまじき態度を遺憾に思い、皇帝廃立の機会を伺っていた。そこで呉軍が攻めてきたことを契機として行動を起こした。しかし将軍の楊弘と兗州刺史の黄華の密告により事態が露呈したのであった。251年春のできごとだった。

ウィキペディアより

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