『典論』の曹丕の自叙によると、王越は、桓帝と霊帝のころ、皇帝の近衛兵である虎賁を務めていた。王越は、剣術に長じており、都において有名であった。河南の史阿が王越のもとに遊学して、充分その法を会得していると称していた。曹丕は史阿について学び、精通したという。