賈 龍(か りょう、? - 191年)は、中国後漢末期の人物。益州の従事。蜀郡・犍為郡などに割拠した豪族で、同僚に任岐や陳超などがいる。後漢の衰退に乗じて、馬相・趙祇ら数万人の賊徒等が反乱を起こした時、千余人の兵を率いて反乱を鎮圧した。その後、益州牧に劉焉を迎え入れ、反乱で荒廃した益州の地を復興させようと画策した。しかし、劉焉の本心を知らなかった彼等豪族達は、劉焉の独断専行を許してしまい、そのような情勢の中で豪族仲間である王咸・李権等がこれに反発し、処刑されることになってしまった。この想定外の事柄に、かつて劉焉を迎え入れるために尽力した賈龍らも劉焉に背いたが、羌族と協力した劉焉の勝利に終わり、敗れて殺害された。
ウィキペディアより