陸 景(りく けい、250年 - 280年)は、中国三国時代の呉の武将。本貫は揚州呉郡呉県。陸抗の次男。字は士仁。母は張承の娘であり、張昭・諸葛瑾の曾孫にあたる。
生涯
253年、4歳で母と生別し、その後祖母に育てられた。祖母が亡くなった際には非常に嘆き悲しんだという。学問を好み、修行に努めた人物として成長し、弟の陸機・従弟の陸曄と並び称された。264年、孫晧が即位したと、母方従姉妹の公主(孫晧の嫡妹で孫和と張妃の子)を娶り、騎都尉に拝して毗陵侯に封じられた。274年に父が亡くなると末弟の陸耽を除く兄弟5人で軍を分割相続した。偏将軍・中夏督に昇進した。280年2月、晋が侵攻してきたとき、夷道・楽郷城の戦いで晋の将軍の王濬らに敗れ、兄の陸晏や虞忠とともに殺害された。小説『三国志演義』では、水軍を率いて迎撃したが、破竹の勢いである晋軍を食い止めることができず、逃亡しようとしたところを敵将の張尚に斬られた。
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