張 純(ちょう じゅん)は、呉の初代皇帝孫権の三男孫和の臣下。字は元基。父は張敦。若い頃から正しい行いに努め、博い学問と人に優れた才能とを備え、人と議論をする時には、鋭い質問を発して、打てば響くように返答をして、その挙措は見事であった。郎中の官を授かり、広徳県の令に補せられて、きわだった治績を挙げた。のちに抜擢されて太子輔義都尉となった。