李 歆(り きん、生没年不詳)は、249年秋、蜀の衛将軍姜維が出撃して雍州を攻めたとき、牙門将の李歆は句安とともに従軍した。李歆らは麹山に築いた二つの城を守備したが、魏軍の雍州刺史陳泰の策により、物資運送路と城外の流水を絶たれた。姜維軍は羌族の人質などを集めて周辺の郡県に侵入したり威圧をかけていた。李歆らの救援に駆けつけた姜維軍は陳泰と郭淮の進軍を恐れて逃亡した。かくて李歆らは孤立無援となり降伏した。李歆は別の個所では李韶と記されている。李韶は李歆と別人で同じく従軍していたか、名前の記述間違いか、正史三国志だけでは分からない。
ウィキペディアより