『九州春秋』に見える劉石
184年、張角が黄巾党を率いて反乱を起こすと、黒山、白波、黄龍、左校、牛角、五鹿、羝根、苦蝤、劉石、平漢、大洪、司隷、緑城、羅市、雷公、浮雲、飛燕、白爵、楊鳳、于毒らも兵を挙げた。その多いものは二万、三万といわれ、少ないものでも数千を下らなかったという。霊帝は彼らを討伐することができなかったので、その中の楊鳳に黒山校尉の官位を授けて彼らを取り締まらせ、孝廉と計吏を推薦する権利を与えた。その後、賊は一面に広がり、数え切れぬほどになったという。
『英雄記』に見える劉石
192年、袁紹が黒山賊を討伐した際、山中に砦を築いて立てこもっていた劉石、青牛角、黄龍、左校、郭大賢、李大目、于氐根らは、袁紹に攻撃され、ことごとく砦を打ち壊された。