魏の皇帝曹芳の役者。姜維が隴西に侵攻してきたとき、安東将軍司馬昭が姜維討伐に召還されて都に到着した。実権を失っている曹芳は、司馬昭が挨拶にくるとき殺害し、その軍勢を指揮下に収めて大将軍司馬師を追放しようとたくらんだ。既に詔勅を書き上げておいた。司馬昭が参内したとき、曹芳は栗を食べていたところだった。そのとき雲午は「青い頭の鶏、青い頭の鶏」と歌った。青い頭の鶏とは鴨のことで、「鴨」は「押」の意味に通じ、雲午は暗に詔勅に玉璽を押すことを促したのである。結局曹芳は怖気づいて思い切って事をおこせなかった。これが原因で後に司馬師は曹芳の皇帝廃位を計った。
ウィキペディアより