後漢末の反乱の賊。緑城の記述は『九州春秋』に見える。後漢末、張角が黄巾党を率いて反乱を起こすと、黒山、白波、黄龍、左校、牛角、五鹿、羝根、苦蝤、劉石、平漢、大洪、司隷、緑城、羅市、雷公、浮雲、飛燕、白爵、楊鳳、于毒らも兵を挙げた。その多いものは二万、三万といわれ、少ないものでも数千を下らなかったという。霊帝は彼らを討伐することができなかったので、その中の楊鳳に黒山校尉の官位を授けて彼らを取り締まらせ、孝廉と計吏を推薦する権利を与えた。その後、賊は一面に広がり、数え切れぬほどになったという。
ウィキペディアより